ノルヴェージャン製法

ノルウェー縫いと小さなステッチの縫い合わせからなるこの製法は、アッパーがソールに二重の縫い合わせでつながれているため、靴の強度と信頼性を保証します。

Galibierとノルヴェージャン製法

1950年代、Galibierを所有するRichard-Pontvert社は、ノルヴェージャン製法に特化することを決定しました。

 

伝統的な製造方法であるノルヴェージャン製法 とは、目に見えるステッチでアッパーとソールをつなぐ方法です。

当初、ほとんどの登山靴はこの製法で作られており、これにより、靴の防水性と堅牢性が高まります。

 

1970年代に登山が一般に普及してゆく中で、多くの技術的な登山靴メーカーは、ノルヴェージャン製法をやめて接着法を選ぶようになりました。

 

この新しい製法では、今までとは必要な技術が異なり、靴の製造コストを抑えることができましたが、反対に耐久性が損なわれました。多くの登山靴で、使用中にソールが剥がれる問題が発生するようになったのです。

 

2022年、Galibierが「Super Rando」を通じて復活した際、ノルヴェージャン製法の選択は、強度と信頼性のある靴を保証するために当然のこととして採用されました。実際、この技術はRichard-Pontvert社によって昔ながらの製法が継承されており、106人の職人がフランスのサン=ジャン=ド=モイランにある歴史的な工房で縫い合わせ靴を製造しています。

 

さらに、縫い合わせ靴は修理やソール交換が可能で、その寿命を延ばすことが可能になります。幾ら素晴らしくても耐久性のない製品は、性能が優れた製品ということはできません。

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